近年の万代シテイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 08:27 UTC 版)
その後ダイエーは2004年に産業再生機構の支援を受けることとなり、新潟店は同機構等によって策定された店舗再編計画で閉鎖が決定し、2005年11月30日に閉店。代わって三井不動産と系列のららぽーとがダイエーの店舗跡を再開発し、2007年3月2日に専門店複合型商業施設「ラブラ万代」としてオープンした。またシルバーボウルビルは老朽化のため、2011年8月31日を最後に営業を全面終了して閉鎖・撤去され、跡地は三井不動産が取得した上で8階建ての商業施設へ改築。ラブラ万代と同様の専門店複合型施設と自走式立体駐車場を内包した「ラブラ2」として、2013年11月2日にオープンした。 万代シテイ内に所在する土地・建物の大部分は新潟交通グループが所有しているが、開発開始当初から所有者・管理者ともグループ内の複数の企業に渡って権限が錯綜していたため、運営上の問題が生じていた。このため2004年秋、グループ内で万代シテイの管理業務を専門的に担ってきた「万代開発」に運営体制を一本化し、この際に各施設の所有者も同社名義に変更されて合理化が図られた。更に新潟交通グループでは万代シテイをグループの中核事業の一つとして運営体制を強化するため、2012年10月1日付で万代開発を新潟交通へ吸収合併し、これ以降、新潟交通グループ所有の施設は新潟交通の管理下となっている。 2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で耐震補強が見直されることになり、その再開発として万代シテイ全体のリニューアル工事が実施されることが2018年(平成30年)11月8日、新潟交通より公表された。 設計・施工は一括で清水建設が担当し、2018年8月下旬からのレインボータワーの解体に始まり、2019年4月からはバスセンタービル、翌年はホテルビル商業フロアと万代シテイ通り、さらに翌年はバスターミナルの順で進め、2021年9月に全面改修工事が終了した。レインボータワー跡地には展望台を基にしたモニュメントが万代シテイパーク緑地内に新設され、「なないろガーデン」の名称が制定された 。
※この「近年の万代シテイ」の解説は、「万代シテイ」の解説の一部です。
「近年の万代シテイ」を含む「万代シテイ」の記事については、「万代シテイ」の概要を参照ください。
- 近年の万代シテイのページへのリンク