きんせいきじんでん【近世畸人伝】
近世畸人伝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 10:05 UTC 版)
『近世畸人伝』(正編)は五巻から成り、1790年に京都で出版された。伴蒿蹊著、三熊花顚画。中江藤樹・貝原益軒といった有名人から無名の町民や農民まで、あらゆる階層の人物100余名の伝記が収録されている。1798年には三熊思孝により『続近世畸人伝』(全五巻)が出版された。正続編合わせて、執筆時期までに故人となった畸人(世人に比べて変わっているが人間としてのあり方が天にかなった人の意)約200人を収める。 著名な登場人物としては、正編では中江藤樹・貝原益軒・僧鉄眼・小野寺秀和妻・遊女大橋・売茶翁・柳沢淇園・池大雅・祇園梶子などが登場し、続編には石川丈山・佐川田喜六・僧元政・本阿弥光悦らが登場する。
※この「近世畸人伝」の解説は、「伴蒿蹊」の解説の一部です。
「近世畸人伝」を含む「伴蒿蹊」の記事については、「伴蒿蹊」の概要を参照ください。
近世畸人伝と同じ種類の言葉
- 近世畸人伝のページへのリンク