近世期の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:42 UTC 版)
江戸時代の地誌からその記載が認められる。前期は平将門や日本武尊に結び付けられて説明され、『遊歴雑記』において水戸黄門説話が付与されていく。 『葛飾記』1749年(寛延2年) 『金ケ作紀行』1765年(明和2年) 『葛飾私略』1810年(文化7年)頃 『勝鹿図志手繰舟』1813年(文化10年) 『遊歴雑記』1814年(文化11年) 『船橋紀行』1823年(文政6年) 『江戸名所図会』1829年(文政12年)序 『嘉陵紀行』1835年(天保5年) 『下総名勝図絵』1846年(弘化3年) 『神野山日記』1854年(嘉永7年) 『成田参詣記』1858年(安政5年)水戸黄門説話は、実録小説にその原型を求めることができる。 『水戸黄門仁徳録』宝暦年間(1751年 - 1764年)前後の成立かまた、般若心経の注釈書にも、薮知らず説話が受容されている。そこでは、「釋の浄念」という僧侶が藪知らずに足を踏み入れる説話が記されている。 『般若心経絵入講釈』江戸時代にはこの森を真似て迷宮式の藪を作り、入場料を取って中に入らせ、無事に出てこられた者に賞品を出すという興行場が現れたことがあった。
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