辻のDJスタイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:18 UTC 版)
「辻仁成のオールナイトニッポン」の記事における「辻のDJスタイル」の解説
紹介するカードの選定や選曲、スタッフ会議などに6~8時間ほどかかったということは前述の通りだが、本番組には午前3時台のオープニングと4時台のオープニングに続けて数曲かけ続けるノンストップミュージックのパートが設けられており、このパートについて「一曲でも間違えると全体がダウンするから、曲のつながりが一番大事なので、すごく気をつかう」という。「選曲出来なきゃDJじゃない」というほど、DJの条件は選曲であると辻は話している。そのため、レコード会社のプロモーターが持って来た曲についても、その曲は必ず聴いていたが、選曲の流れから判断して良いと思えばかけたが、悪ければかけなかったということで、1988年2月の時点でまだ一曲もかけていなかったプロモーターもいたという(辻はいつもそのプロモーターに心の中で手を合わせて謝っていたという)。しかし、ちょっと頑固なくらいに自分を押し通すと言ったくらいのポリシーをDJは持たなきゃだめだ、と話している。 前述したように、紹介したカード(はがき)に対し、トークやコメントではなく曲で応えていたという本番組のスタイルであったが、辻はこれがパーソナリティとDJの違うところだと言う。このスタイルは、辻自身がリスナーとして聴いていたDJだった糸居五郎から教わったと話している。また、かけるその曲を活かしたり、リスナーに曲を身近に感じてもらうために、その曲が出来た背景や経緯などの知識や情報は曲紹介に盛り込まないようにしていたという。
※この「辻のDJスタイル」の解説は、「辻仁成のオールナイトニッポン」の解説の一部です。
「辻のDJスタイル」を含む「辻仁成のオールナイトニッポン」の記事については、「辻仁成のオールナイトニッポン」の概要を参照ください。
- 辻のDJスタイルのページへのリンク