軍事における召集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:57 UTC 版)
在郷軍人・国民兵などを軍隊に呼び出し集めることや、その行政作用を指す。 イギリスやアメリカの軍隊など、旧日本軍以外の軍隊に対しても「召集」の表現が用いられる例がある。自衛隊については「招集」の表記が用いられる。NHKの放送用語においては「召集」を使用するのは旧日本軍に限定し、自衛隊や外国軍隊については「招集」を使用している。 以下では、日本の軍事における召集について記載する。 徴兵制度下の日本で国民が軍務につくには、徴集、召集、志願の三通りがあった。時代により細かな用語が異なる場合があるが、徴集とは徴兵検査に合格した者を現役または補充兵役に編入することで、現役に編入された者が平時と有事とにかかわらず軍務につく。現役兵が軍隊に入ることは召集ではない。召集とは現役以外の兵役に服し実際に軍務についていない者を、何らかの事由による必要から軍務につかせることである。予備役の将校あるいは補充兵などが召集されて軍務についても役種は変わらず、あくまでも「召集中の予備役将校」「召集中の補充兵」である。したがって「召集されて現役に」などの表現は誤りとなる。日本国憲法施行後に設立された警察予備隊、保安隊、自衛隊は、召集とは関係をもたない。
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