車体剛性の向上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:48 UTC 版)
本来の目的である安全性の向上以外に、ドアや窓など大きな開口部のある部分にフレームを組み込むことになるため、車体に密着させたり、ボルトや溶接で固定し、車体剛性の強化による走行性能の向上を目的とすることも多い。なお、車体にプレートを挟んでボルト接合してあるものや、内装を残したままその内側に取り付けるようなものは車体剛性の向上にはあまり寄与せず、専ら乗員保護が目的であると考えたほうが良い。なお、日本自動車連盟(JAF)の定めるN1規定では、ロールケージは全てプレートを挟んだボルト接合とされており、不必要な剛性向上を避けるようになっている(ラリーカーにおいてはロールケージの変形によって失格となるため、ボディとロールケージには大きな隙間が空いていることが多い)。 ロールケージ自体をサスペンション取り付け部など車体主要部分に固定したり、ベース車両のフレームを置き換えるパイプフレームを固定するなどして車体構造での大きな役割を持たせる場合もある。
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