超能力をめぐる事件・法律
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 18:19 UTC 版)
超能力を持っていないのにもかかわらずそれを持っているなどとして人から巧みに金品を詐取する者もおり、事件化することもある。 邵錦(しょうきん)事件 中国人女性気功士が日本において「超能力で難病を治療する」と称して治療行為を行っていたが、効果を得られず治療費をだまし取られたとして患者や遺族らが損害賠償を求め提訴した。東京地裁は1997年5月27日、詐欺による不法行為と判断し全額の支払いを命じた。遺族らは超能力者として大々的にテレビ番組で取り上げた日本テレビに対しても同様の提訴を行い、同局が相当額を支払うことで和解した。 ユリ・ゲラー裁判 詳細は「ポケットモンスター#関連事件・批判」を参照 ゲーム『ポケットモンスター』シリーズのキャラクター「ユンゲラー」と名前が似ているため、任天堂がユリ・ゲラー氏から提訴された。 法との関連 超能力者と称する者が自分には(病気を治すなどの)能力がないことを知っていながら、できると偽り、その対価を要求することは詐欺行為に該当し、詐欺取消(民法第96条1項)に返金を要求できる。また、超能力者と称する者の代価を求める目的や手段・方法、金額の多寡などを総合的に判断し、社会的相当性を逸脱していると判断されれば違法となる。
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