起業と起用、注目と背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/30 21:58 UTC 版)
「サイレンス (ゲーム会社)」の記事における「起業と起用、注目と背景」の解説
1992年に、元アニメーターの中村謙一郎が自らの同人ソフトサークル「M.I.N.」を母体として、練馬区で起業。PC-9800シリーズを主なプラットフォームとして、「サイレンス」「ソニア」「シークラス」の各ブランドからセル画調のグラフィックやアニメーション(以降、「アニメ」と表記)を多用した作品を発売していた。 デビュー作は、本社と同名の「サイレンス」ブランドにて代表取締役社長の中村自らがキャラクターデザインと原画を担当した、『機甲装神ヴァルカイザー』。続いて「ソニア」ブランドから発売した『あにまーじゃんV3』(以降、『V3』と表記)では、中村が現役時代に培ったコネを活かして第一線で活躍中の現役アニメーターと有名声優を起用し、注目を集める。その開発姿勢は、同じくソニアからすぐ後に発売した『VIPER -V6-』をはじめとする『VIPER』シリーズにも継承され、ヒットの要となった。また、サイレンスから『ソフトベンダーTAKERU』専用ソフトとして発売した『宝魔ハンターライム』(以降、『ライム』と表記)は、全12話に渡るロングラン化。その知名度や売上から『VIPER』シリーズと『ライム』は、各ブランドの代表作とされている。 また、単に通常制作したアニメーションをパソコン (PC) 性能に依存した不安定なムービーとして再生するのではなく、アーカイブに圧縮された動画データを事前に必要な分だけ引き出し、高速で連続表示していくことによりPC上で滑らかなアニメを実現させる独自開発の描画エンジン「SGS」も、注目された。
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