貿易三原則と友好商社取引とは? わかりやすく解説

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貿易三原則と友好商社取引

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:33 UTC 版)

LT貿易」の記事における「貿易三原則と友好商社取引」の解説

日本側は政治関係経済関係別個のものとして、貿易関係進展を望む「政経分離方式望み貿易再開向けて交渉続けたが、中共側は「政経不可分原則」を譲らず、1959年昭和34年)の石橋元総理と周恩来との会談でも確認された。石橋のほかにも、松村謙三宇都宮徳馬古井喜実親中派自由民主党議員繰り返し訪中し、貿易再開国交正常化への打診が行われた。また対中慎重派岸内閣安保改定問題退陣し、「寛容忍耐」を標榜する池田勇人内閣成立池田1961年昭和36年1月国会で中共との関係改善中でも貿易増進歓迎すべきである述べるなど、積極的に日中貿易可能性模索した。これらの動きを受け、1960年昭和35年8月周恩来首相日中貿易促進会の鈴木一雄専務理事廖承志アジア・アフリカ団結委員会主席招き訪中)との会見で「貿易三原則」(政府協定締結個別的民間契約実施個別的配慮物資斡旋)を打ち出した。この原則に伴い民間契約による友好商社取引という形態貿易再開された。中共対外貿易傘下専業貿易公司日本友好商社通じたこの限定的貿易は、覚書締結後LT貿易と並ぶ日中貿易二本立てとして継続した

※この「貿易三原則と友好商社取引」の解説は、「LT貿易」の解説の一部です。
「貿易三原則と友好商社取引」を含む「LT貿易」の記事については、「LT貿易」の概要を参照ください。

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