詩と著作
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曾幾は学を劉安世と胡安国より承け、詩では杜甫と黄庭堅をきわめて賞賛し、『山谷集』を繰り返し読んだという。また韓駒と呂本中に詩作について教えを受けたことがあった。呂本中とは子女を婚姻させるほど親しく、陸游は曾幾の詩学の弟子である。彼の詩は呂本中よりも軽快で楊万里の先駆けを為している、と評される。著作の『易釈象』は散逸したが、『茶山集』8巻がある。 蘇秀道中 自七月二十五日夜大雨三日 秋苗以蘇 喜而有作 一夕驕陽転作霖 一夕 驕陽 転じて霖(ながあめ)となり 夢回涼冷潤衣襟 夢は回り 涼冷 衣襟を潤す 不愁屋漏床床湿 屋が漏れて床床湿(うるお)うを愁えず 且喜渓流岸岸深 且らく喜ぶ 渓流れて 岸岸深きを 千里稲花応秀色 千里の稲花 応に秀色なるべし 五更桐葉最佳音 五更の桐葉 最も佳音なり 無田似我猶欣舞 田なきこと我のごときも 猶お欣舞せり 何況田間望歳心 何ぞ況んや田間に歳(みのり)を望むの心をや 典拠管理 GND: 1068788488 SUDOC: 174683324 VIAF: 305982566 WorldCat Identities: viaf-305982566
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詩と著作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 09:22 UTC 版)
天聖年間(1023年 - 1031年)に多くの学者が修飾の多い美文を書いていた中で、河南の穆修とともに古体による詩を書き、欧陽脩の賞賛を得た。草書にも優れていたという。 著作に『蘇学士文集』16巻、『聞見雑録』、『滄浪集』がある。 淮中晩泊犢頭 春陰垂野草青青 春陰は野に垂れて草青青 時有幽花一樹明 時に幽花一樹の明らかなる有り 晩泊孤舟古祠下 晩に孤舟を泊す古き祠の下 滿川風雨看潮生 川に満つる風雨に潮の生ずるを看る
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