詐欺話説とは? わかりやすく解説

詐欺話説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 00:23 UTC 版)

中ノ鳥島」の記事における「詐欺話説」の解説

このような幻の島」が「発見」された理由については、仮説一つとして詐欺話ででっち上げられた」という説がある。 その概要以下の通りである。 中ノ鳥島発見報告書には「高純度燐鉱石大量に存在する」「(羽毛を取ることのできる)アホウドリ多数生息している」という記述がある。これらは当時商品価値の高いものであり、実際に山田名義でこれらの事業実行する許可求めている。当時沖大東島ラサ島)においても燐鉱石採掘され開発者莫大な利益もたらしていることと照らし合わせても、中ノ鳥島あまりに都合のよい「もうかる島」だといえる。 ところが、この絶海の孤島開発するためには多額初期投資必要なことも確かである。従って「島の開発資金集めるという名目詐欺話を企てた」との推測が可能である。話に信憑性持たせない投資家資金を出すことはないので、国に申し出て国土として認定受けた考えることができる。また、山田自身過去の経歴記録見れば探検航海出たとは考えにくく、「詐欺話に信憑性持たせるため、それなりに信頼のおける者」として詐欺師担ぎ出した考えるとつじつまが合う(信頼性のありそうな者を担ぎ出すのは詐欺師常套手段である)。 大正期中ノ鳥島開発目指し、船を派遣した大阪実業家談話によると、山田は島開発のために組合設立し、国から燐鉱採掘権得られた。しかし組合員一人にその権利独り占めにされ、その人ある事件投獄され採掘権もやがて期限切れとなったと、当時の「大阪朝日新聞」に記載されている。

※この「詐欺話説」の解説は、「中ノ鳥島」の解説の一部です。
「詐欺話説」を含む「中ノ鳥島」の記事については、「中ノ鳥島」の概要を参照ください。

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