解釈史とは? わかりやすく解説

解釈史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 09:35 UTC 版)

恐怖の大王」の記事における「解釈史」の解説

恐怖の大王正体最初に解釈したのは、17世紀末の信奉者バルタザール・ギノーである。彼は、アンゴルモアの大王アングーモワ大王、つまりフランス大王ルイ14世解釈し恐怖の大王ルイ14世再来思わせるような欧州諸国恐怖させるフランス大王解釈した彼の解釈は、人類滅亡というトーンからは程遠いその後、「恐怖の大王」の解釈どころかこの詩自体触れ論者がほとんどいなくなる。20世紀に入ると再び注目されるうになるが、1920年代から30年代にかけて多く見られたのは、欧州恐怖させるアジア大王空路やってくるという解釈であった第二次世界大戦前後する頃から、恐怖の大王解釈多様化しヨーロッパ局地的破局とどまらず人類滅亡結びつけるような解釈見られるようになった日本では五島勉『ノストラダムスの大予言』祥伝社1973年)で人類滅亡説センセーショナルに紹介したことによって、「恐怖の大王」=「人類滅亡させる何か」という図式広く知られることになった。なお、五島は後に、自分著書当時マスコミセンセーショナルに取り上げたのが原因であって自分殊更滅亡煽る書き方はしなかった、という趣旨釈明をしている。しかし、山本弘らの検証で、五島滅亡説の根拠として挙げていた史料他の研究者の著書からの引用は、いずれも五島創作に過ぎなかったことが確実視されている。

※この「解釈史」の解説は、「恐怖の大王」の解説の一部です。
「解釈史」を含む「恐怖の大王」の記事については、「恐怖の大王」の概要を参照ください。

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