観衆数の推計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 16:28 UTC 版)
「2009年バラク・オバマ大統領就任式」の記事における「観衆数の推計」の解説
就任式を見ようと集まった人々の数については、公式な計数は行われていない。ただ、多くの情報源が、かつてワシントンD.C.で行われた行事の中で最大の人出であったと結論づけている。治安対策と交通規制に当たった政府機関及び連邦職員は、何台かのカメラと地上にいた人からの情報に基づき、参加者の数は180万人であったとする。ワシントン・ポスト紙はこの数字を伝え、国立公園局はこの推計に「異議はない」と述べた。 衛星写真の分析家、IHSジェーンズのAllison Puccioniは、衛星ジオアイ-1が東部時間午前11時19分にとらえた映像をもとに、群衆の規模は103万1000人から141万1000人の範囲であったと推定する。この推計には、招待券用の指定席、又は市民に開放された連邦の建物にいる推定24万人の人々は含まれていない。一方、アリゾナ州立大学教授、スティーヴン・ドイグは、同じ衛星写真を用いて、就任式に参加した人は80万人であると推計する。この写真は、オバマの宣誓の45分弱前に撮られたものだが、ドイグは宣誓式が始まる前にこのエリアにまだ向かっている途中の人々も含めるよう、推計値を調整している。自身の推計にもかかわらず、ドイグは、「賭けろと言われたら、〔バラク・〕オバマの観衆の方が〔ジョンソンや〕そのほかの何かが集めた観衆よりも実際には多かったと言うでしょう。……今回が最大の人出だったと言うにやぶさかではありません。」と述べている。リンドン・ジョンソンの1965年の大統領就任式には、約120万人が集まったと言われている。
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