観衆からの評価の逆転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 09:47 UTC 版)
「アッツ島玉砕」の記事における「観衆からの評価の逆転」の解説
2006年、東京国立近代美術館で「生誕120年藤田嗣治展 パリを魅了した日本人」が開催された。展覧会を企画した尾崎正明は藤田君代と20年来の付き合いがあり、尾崎の粘り強い説得の結果、君代は展覧会に『アッツ島玉砕』など藤田が描いた戦争画の出展を認めた。これが藤田に関する回顧展での『アッツ島玉砕』初公開となった。 「生誕120年藤田嗣治展 パリを魅了した日本人」で『アッツ島玉砕』を見た観客からの感想のほとんどは「感動した」「戦争の悲惨さが実によく伝わってくる」「藤田の兵隊さんを悼む気持ちがよくわかる」といったものであった。つまり戦時中に『アッツ島玉砕』を見た観客の感想とは正反対の、反戦のメッセージを受け取る人々が大多数であった。
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