親族・友人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 03:17 UTC 版)
「ウルバヌス8世 (ローマ教皇)」の記事における「親族・友人」の解説
兄にカルロ・バルベリーニ(英語版)、アレクサンドロおよびニッコロ・バルベリーニ、弟にアントニオ・マルチェッロ・バルベリーニ(英語版)(老アントニオ)がおり、6歳年上の兄カルロの子(ウルバヌス8世にとっては甥)にフランチェスコ、タッデオおよび若アントニオがいる。弟の老アントニオおよび3人の甥たちはいずれも、その親族登用策で枢機卿に就任した。モデナ公爵夫人となったルクレツィア・バルベリーニは「パレストリーナ公」と呼ばれたタッデオの長女である。タッデオの子には他にマッフェオ・バルベリーニ(英語版)(若マッフェオ)、カルロ・バルベリーニ(英語版)がいる。 1667年に教皇となったクレメンス9世は、トスカーナのピストイア出身で、教皇となる以前の名をジュリオ・ロスピリオネージといい、ウルバヌス8世が教皇だったとき、学識豊かな教皇の周辺に集まった文人のひとりであった。彼はオペラの台本作者という顔を持ち合わせており、宗教オペラの様式を創出し、最初期の喜歌劇(コミック・オペラ)の台本を何本か手がけた異色の教皇である。ジュリオ・ロスピリオネージは若くしてバルベリーニ家に気に入られ、そのことが彼の昇進につながった。教皇就任後のクレメンスはまた、ウルバヌス8世のサン・ピエトロ大聖堂の改修事業に尽力した旧友のジャン・ロレンツォ・ベルニーニにサンタンジェロ橋の装飾を依頼しており、橋はベルニーニ自作の2体ふくむ10体の天使像の彫刻で飾られている。
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