「法廷戦術の拒否」と「裁判官の役割」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:19 UTC 版)
「ソクラテスの弁明」の記事における「「法廷戦術の拒否」と「裁判官の役割」」の解説
23. 弁明として言いたいことは言い終えた。諸君の中には涙を流して嘆願哀求したり、同情をひくために子供・親族・友人を多く法廷に連れ出そうとすることを期待していた者もいるかもしれないが、自身はそうはしない。自身にとっても、諸君にとっても、国家にとってもそれは不名誉なことだから。 24. 裁判官(陪審員)は、国法にしたがって事件を審理しなくてはならない。メレトスの訴状の通りであるか否か。自身は告発者たちよりも堅く神々を信じ、最も善い裁判が成されることを諸君と神々に委ねる。 (「無罪有罪決定」の投票。結果、約280対220、すなわち約30人分の票差で「有罪」が決定。以下、刑量を巡る弁論に移る。)
※この「「法廷戦術の拒否」と「裁判官の役割」」の解説は、「ソクラテスの弁明」の解説の一部です。
「「法廷戦術の拒否」と「裁判官の役割」」を含む「ソクラテスの弁明」の記事については、「ソクラテスの弁明」の概要を参照ください。
- 「法廷戦術の拒否」と「裁判官の役割」のページへのリンク