襲撃と人質行為
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 08:54 UTC 版)
「ガリッサ大学襲撃事件」の記事における「襲撃と人質行為」の解説
襲撃は現地時間の午前5時30分ごろ開始された。エントランスで2人の非武装警備員が殺害された。20人の生徒が兵士によって救助され、このうちのコリンズ・ウェタングラが少なくとも5人の覆面をし銃を持った男がいること、キリスト教徒が「その場で銃殺」されたと述べた。他の生存者は犯人らが生徒たちを寮の寝室を出て、グラウンドでうつぶせになるよう命じた上で処刑したことを伝えた。 ケニア自衛軍とその他の治安部隊が配置された。彼らは犯人の逃亡を阻止すべく大学を包囲、封鎖した。内務省とケニア自然災害対策センターは4つの寮のうち3つの避難を成功させたと伝えた。逃げ出してきた別の生徒ミシェル・ブワナは犯人らが隠れていると思われる残りの学生寮について、まだ中にいる者の多くが若い女性であると述べた。 夕暮れの直後に4人の犯人が殺害されたことで、占拠は約15時間後に終結した。覆面をした襲撃犯たちはAK-47で武装し、体に爆発物を巻きつけていた。テロリストのうち4人はGSUのRecceコマンドー隊によって射殺された。残り1人のテロリストは自爆用ベストを起爆させるのに成功し、周囲の何人かのコマンドーを負傷させた。 148人の死者のうち、142人が学生、3人が兵士、3人は警官だった。約587人の学生が脱出し、79人が負傷した。当局によれば行方不明の学生はいない。
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