蛇之巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 14:31 UTC 版)
ヒコとオリエの息子たち 長男と次男のジョーは、ロサンゼルス市内で馬車屋(本店)を営んでいる。両人とも手先は不器用だが、人当たりがよく、商売上手。三男のサミーはおっとりした性格だが、顔立ちは静山の面影がある。 高杉 小左衛門(たかすぎ こざえもん) 織江が高杉家の裏手の鬼藤家を探るために潜入した、長州の200石取り。 鬼藤 飛文(きとう ひもん) 長州忍者隊の頭領。36歳。鬼藤家は代々長州忍者隊の頭領を務める家柄で、名に得意技を入れるのが伝統になっており、水中の術が得意だった先代の名は水文(54歳、存命のまま引退)という。自身の命に背くさよを斬り、それを恨んだ蛇文によって殺される。 鬼藤 さよ(きとう さよ) 飛文の妻。「蛇姫(へびひめ)」と呼ばれる。「蛇神」に祈祷を捧げ、お告げをもらう「蛇神の里」の蛇塚家の出。31歳だが、見た目は20歳前後でも通るほど若々しく可愛らしい顔立ちをしている。飛文の意に背いた勝手な行動を咎められ、斬り殺される。 鬼藤 蛇文(きとう じゃもん) 飛文の息子。16歳。蛇姫曰わく、飛文よりずっと強い。その技を目撃した者によると、まるで蛇の脱皮のように衣服と頭髪をその場に残して姿を消すという。 高杉 千鶴(たかすぎ ちづる) 小左衛門の年の離れた妹。18歳。心術により蛇文に恋をしたと錯覚するが、織江により術を解かれ命拾いをする。 ポール・ギャレット 保安官補。ピンカートン探偵社の探偵たちと共に、親南部派に頼まれリンカーン暗殺を企てている日本人の男を追っている。 みみずく 雁二郎の23歳年下の妹。農家に嫁いだが、子どもができないことを理由に離縁された。 長崎の海岸で負傷し気を失っていた蛇文を正体を知らぬまま助け、平戸の無人島で回復するまで共に暮らした。後に蛇文の息子を産む。 美文(びもん) みみずくと蛇文の子。顔は雁二郎に瓜二つ。
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