藻塩草とは? わかりやすく解説

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もしお‐ぐさ〔もしほ‐〕【藻塩草】

読み方:もしおぐさ

アマモの別名。

藻塩1をとるために使う海藻。掻(か)き集めて潮水を注ぐことから、和歌では多く「書く」「書き集(つ)む」にかけて用いる。

「あまたかきつむ—」〈栄花・岩蔭〉

書き集めるものの意から》随筆筆記などのこと。

「—とのみ筆を染め参らせ候」〈仮・恨の介・下〉


藻塩草

読み方:モシオグサ(moshiogusa)

ウメ別称
バラ科落葉小高木園芸植物薬用植物

学名 Prunus mume


藻塩草

読み方:モシオグサ(moshiogusa)

ヤマブキ別称
バラ科落葉低木園芸植物

学名 Kerria japonica


藻塩草

読み方:モシオグサ(moshiogusa)

アマモ別称
アマモ科沈水多年草

学名 Zostera marina


藻塩草

読み方:モシオグサ(moshiogusa)

シバナ別称
シバナ科の抽水性多年草

学名 Triglochin asiaticum


藻塩草

読み方:モシオグサ(moshiogusa)

分野 連歌学書

年代 室町後期

作者宗碩〔編〕


藻塩草

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 17:06 UTC 版)

アマモ」の記事における「藻塩草」の解説

アマモ古くからもしおぐさ(藻塩草)とも呼ばれたが、この語は海藻海草類を焼いて塩をつくる「藻塩焼き(もしおやき)」に使われる海藻海草一般指したもので、アマモのほか、「名告なのりそ)」とも呼ばれたホンダワラなどをときに含む。 万葉集以来和歌には藻塩焼きうらさびしい情景がしばしば詠まれる。藻塩草は単に「(も)」として詠まれることもある。 来ぬ人を まつ帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ 藤原定家 朝凪に あまの刈るてふ 藻塩草 たくや釜戸の 関といふらん 足利義満 さらに、藻塩焼きでは海藻海草を「かき集めて潮水を注ぐところから和歌では「藻塩草」をしばしば「書く」「書き集める」に掛けて用い、また歌など詠草を指すこともある。 これを踏まえて「藻塩草」と題した本は複数あるが、特に有名なのは、1513年永正十年)ごろに、宗祇弟子である連歌師宗碩編んだと言われる大部歌語辞典である。この書名も、歌語を「書き集めた」というところから来ている。また、手鑑「藻塩草」京都国立博物館所蔵)は、国宝指定されている。

※この「藻塩草」の解説は、「アマモ」の解説の一部です。
「藻塩草」を含む「アマモ」の記事については、「アマモ」の概要を参照ください。

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