藤田スケール階級表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 09:34 UTC 版)
以下、7つの階級を強度の弱い方から順に示す。 階級推定風速相対度数想定される被害mphkm/hm/sF0 73未満 117未満 32未満 38.9% 被害は比較的軽微。煙突の損傷、木の枝が折れる、根の浅い木が傾く、道路標識の損傷など。 F1 73–112 117–180 33–49 35.6% 中程度の被害。屋根がはがされたり、自動車で引く移動住宅などは壊れたりひっくり返ったりする。移動中の自動車は道から押し出される。壁続きのガレージは破壊される。 F2 113–157 181–253 50–69 19.4% 大きな被害。家の壁ごと屋根が飛び、強度の弱い木造住宅や移動住宅などは破壊され、貨車は脱線したりひっくり返ったりし、大木でも折れたり根から倒れたりする。軽いものはミサイルのように飛び、車は横転したり数十メートル程度飛んだりする。 F3 158–206 254–332 70–92 4.9% 重大な被害。建て付けの良い家でも屋根と壁が吹き飛ぶ。列車は脱線転覆、森の大半の木は引っこ抜かれ、ダンプカーなどの重い車でも地面から浮いて飛んだりする。 F4 207–260 333–418 93–116 1.1% 深刻な大被害。建て付けの良い家でも基礎が弱いものはちょっとした距離を飛んでいき、車は大きなミサイルのように飛んでいく。 F5 261–318 419–512 117–141 0.1%未満 あり得ないほどの甚大な壊滅的被害。強固な建造物も基礎ごと吹き飛んでいってしまい、自動車大の物がミサイルとなって数百メートルを超過して空を飛び交い、どこからともなく大型トラックが降ることもある。樹木も根こそぎ宙を舞い、とにかく信じられないような大惨事になる。 F6 319–379 513–610 142–169 ほぼ皆無 仮に発生するようなことがあるならば、未曾有(みぞう)の超壊滅的な被害が予想される。この階級以上の竜巻の発生率は全体から見ても極々稀(まれ)な割合である。
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