薩戒記とは? わかりやすく解説

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さっかいき【薩戒記】

読み方:さっかいき

室町時代公卿中山定親日記応永25年1418)から嘉吉3年(1443)までの日記と、永享元年(1429)までの目録部類記などからなる室町中期政治・経済史を知る重要史料


薩戒記

読み方:サッカイキ(sakkaiki)

室町中期日記中山定親著。


薩戒記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 14:08 UTC 版)

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薩戒記』(さっかいき)は藤原北家花山院流の公卿中山定親の日記。『霜台記』『定親卿記』『中山霜台禅門記』などの別名で呼ばれることもある。書名の「薩戒」は、筆者名である「さだちか」の唐風反名、すなわち名前の最初の文字「さ」と最後の文字「か」に由来する。別名『霜台記』の書名は、定親が権大納言と共に兼任した弾正尹の唐名、「霜台」に由来する。

応永25年(1418年)から嘉吉3年(1443年)までの記載があるが、抜書、部類抄、消息、宣下などを含むと収録範囲は1448年にまで及ぶ。完全に存在するのは、応永32 - 33年(1425年 - 26年)のみであるが、古くから目録・抜書・部類記などの形での引用が多くなされたことがあり、途中の7年分を除けばその内容の多くが把握できる。定親は有職故実に詳しく後小松院から重用され、武家伝奏も務めたことから朝廷幕府双方の動向に通じていたため、内容は豊富で文献としての価値は高く、『満済准后日記』『建内記』『看聞日記』と並んで、室町時代中期の重要な史料とされる。

原本は東大史料編纂所に6巻、京都大学に1巻、写本宮内庁書陵部尊経閣文庫などに所収されている。全8巻の予定で『大日本古記録』の一として刊行中。

参考文献




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