薗田波留(そのだ はる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:44 UTC 版)
「まねこい」の記事における「薗田波留(そのだ はる)」の解説
主人公。男女共学の美園高校2年E組。16歳。得意の日本史では中間試験で97点を取る程勉強はできるが、対話や球技が苦手なため、クラスでは地味で目立たず、自らスクールカーストの最下層にいると感じている。同じクラスのマドンナ・本田知華子(波留は密かに「ホンチー」という愛称をつけている)に高校入学以来ずっと憧れているが、高嶺の花と感じ声をかけることさえできずにいた。しかしある日、本田知華子が自分のカノジョになっている夢を見たことがきっかけで、「厳重に施錠してあった」彼女への想いを封印する扉が突然おもいっきり開いてしまう。授業にも集中できなくなった波留は「いっそのこと告白してフラれれば再び穏やかな生活が訪れるだろう」と考え、放課後、本田知華子に声をかけようとするが、走ってどこかに急ぐ本田知華子を見失いそうになる。やっと追いついた波留は、なんと本田知華子が中年の男と二人でカラオケスナックに入るところを目撃してしまう。「まさか援助交際…?それともスナックのホステス…?」と、本田知華子の清楚なイメージとかけ離れた光景に出くわした波留はショックを受け、告白するつもりだった心が一瞬にして折れてしまう。失意のまま帰宅途中、商店街で怪しい風体の男に声をかけられ、恋愛事に効き目があるというピンク色の招き猫を半ば強引に5千円で売りつけられてしまう。母親からは「クリーニングオフ(?)」で返品してくるよう怒鳴られるが、招き猫にたくさんの涙を垂らしてしまったため、返品を断られると思った波留は返品を諦め、招き猫に「神様…どうかこの恋を…まだ終わらせないでください…」と祈る。すると招き猫が突然猫型の生き物に変身し、物語が始まる。
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