蒸し大豆の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 14:45 UTC 版)
その用途から、水煮大豆と比較されることが多いが、うまみや水溶性の栄養素が茹で水に流出しがちな「水煮」と異なり、うまみ・栄養素の流出が抑えられている。 大豆本来の旨みが強いため、「そのまま食べる」こともでき、スナック的に蒸し大豆だけで食べる他、サラダやスープなどへのトッピングやごはんに混ぜるだけの豆ごはんなど。また、調理する場合も、煮込む必要がなく仕上げに加えて味をなじませるだけで食べることができる。 原材料は大豆なので、栄養としてはたんぱく質をはじめとして脂質・イソフラボン・食物繊維・各種ビタミンミネラル類など、様々な栄養素を含んでいる。 市販品は、持ち運びや保管に便利で、また封をあけてそのまますぐに使用できる。 派生品として、蒸し黒豆・蒸しサラダ豆・蒸しひよこ豆・蒸しもち麦・蒸し雑穀・蒸しキヌアなど、豆や雑穀を中心として多くのバリエーションがある。 水煮大豆と比較して、水溶性の栄養素を中心に多くの栄養が含まれているのが特徴。 2015年12月に発表された「日本食品成分表2015」から「大豆」に「蒸し(黄大豆)」の項目が新設された。 蒸し大豆が水煮大豆に比較しておいしいことを示す指標として、グルタミン酸のデータがある。蒸し大豆のグルタミン酸含有量が20mg(100g中)に対して、水煮大豆は7mg(100g中)と約2.8倍となっている。※日本食品分析センター調べ
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