葛飾の名称についてとは? わかりやすく解説

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葛飾の名称について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 10:04 UTC 版)

葛飾区」の記事における「葛飾の名称について」の解説

葛飾の名称は現在の葛飾区地域固有のものではなく葛飾とはもともと下総国葛飾郡一帯広大な地の総称であった。この場合の「葛飾」とは、中央付近概ね現在の千葉県市川市付近とし、北を埼玉県北葛飾郡、西を東京都葛飾区墨田区江東区東部、東を茨城県古河市、南を江戸川区浦安市付近とする一帯で、古く万葉集などにもその地名登場している。 現在の葛飾区一帯江戸川区付近近世まで葛西葛飾西部の意)」の名称で呼ばれていた地域であるが、現在では一般に江戸川区南部一帯地域を指すにとどまり東西線葛西駅」、湾岸線葛西ジャンクション」、「葛西臨海公園」、警視庁葛西警察署などにその名が残る。明治維新直後には、千葉県市川市から船橋市一帯に新行政庁として「葛飾県」が設置されたこともある(詳細葛飾郡参照)。 現在の東京都葛飾区以外に「かつしか」「葛飾」の全部または一部の名が付いた地名等数多いのは、こうして本来「葛飾」と呼ばれた地域が非常に広大であったためである。また、葛飾」のほぼ中央付近に位置している現在の京成電鉄京成西船駅千葉県船橋市)は、1987年まで葛飾駅」の名称を使用していたほか(2010年まで駅名下には「旧葛飾駅」の表記があったほか、JR西船橋駅南東側町名は現在も「葛飾町」である)、この周辺点在する学校等施設はいずれも「葛飾幼稚園」「葛飾小学校」「葛飾中学校」など、「葛飾」の名をそのまま現在も冠している。 JR総武線本八幡駅(もとやわたえき)」の語源にもなっている神社葛飾八幡宮かつしかはちまんぐう)」(千葉県市川市)など、葛飾の名を冠したものは、実は現在の葛飾区よりも、「本来の葛飾」の中央付近だった千葉県北西部旧・東葛飾郡)に多い。 当初東京市では区役所設置予定地を区名として採用することを原則としており、新宿町(にいじゅくまち)が区役所設置予定であったことから「新宿(にいじゅく)区」が最初区名原案だった。しかし当時四谷区新宿および新宿駅周辺地域混乱する可能性があったなどのことから、この原案採用されなかった。

※この「葛飾の名称について」の解説は、「葛飾区」の解説の一部です。
「葛飾の名称について」を含む「葛飾区」の記事については、「葛飾区」の概要を参照ください。

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