葛城の舞【カツラギノマイ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7657号 |
登録年月日 | 2000年 2月 4日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 葛城の舞 よみ:カツラギノマイ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 2月 5日 | |
品種登録者の名称 | 虎走宗義 | |
品種登録者の住所 | 奈良県北葛城郡新庄町寺口439 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 虎走宗義 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の無名実生種どうしを交配して育成されたものであり,花は濃赤色のやや小輪で,二~三輪仕立ての切花向きの品種である。草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は淡緑,強さは強,縦じわは低,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は平,先端部分の形は鋭尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は高,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面及び裏面の色は濃緑,光沢度は高,厚さは中,たく葉の有無は殆ど無,分布状態は混在,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは70~89mm,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は8.0~8.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,花弁の長さは40~49mm,幅は5.0~9.9mm,外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0408), 裏面の色は明黄(同2506)の地色に濃赤(同0408)のはけ目,外花弁の角度は上向,花盤の色は黄緑色である。花たくの形は盛上がったドーム状,総ほうの大きさは20~29mm,総ほう部から花頂部までの高さは30~39mm,花首の長さは80~99mm,季咲きの開花期は秋である。「紅葉」と比較して,花弁の形が舟底弁であること,花弁先端の形が丸いこと,外花弁の裏面の色が明黄の地色に濃赤のはけ目が入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者のほ場(奈良県北葛城郡新庄町)において,出願者所有の無名実生種どうしを交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「朝茶」であった。 |
- 葛城の舞のページへのリンク