えいさいとくべつさいようすいせん‐きし【英才特別採用推薦棋士】
英才特別採用推薦棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 22:52 UTC 版)
「棋士採用試験」の記事における「英才特別採用推薦棋士」の解説
日本の囲碁界が国際棋戦で中国や韓国に後れを取るなか、国際棋戦での活躍を期待できる棋士を養成するため2019年度(平成31年度)より導入された。日本棋院棋士採用規定では、その目的を「我が国の伝統文化である棋道の継承発展、内外への普及振興」であるとし、採用の対象となる者については「囲碁世界戦で優勝するなど、目標達成のために棋戦に参加し、最高レベルの教育・訓練を受けることが出来る者」としている。 採用の年齢は小学生を原則とし、日本棋院の棋士2名以上の推薦がある者が採用の候補となる。候補者の実績や将来性を評価し、日本棋院の現役7大タイトル保持者及びナショナルチームの監督・コーチのうち3分の2以上の賛成を得たうえで、審査会及び常務理事会を経て採用を決定する。 英才特別採用推薦棋士制度により、2019年には仲邑菫が日本棋院史上最年少(10歳0か月)での入段を果たしている。
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