英国放送会社BBCの設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:40 UTC 版)
「英国放送協会のラジオ放送」の記事における「英国放送会社BBCの設立」の解説
1922年10月18日、英国郵政庁の音頭により、マルコーニ社、メトロポリタン・ヴィッカーズ社、無線通信社(Radio Communication Company)、ウェスタン・エレクトリック、ゼネラル・エレクトリック・カンパニー、英トムソン・ヒューストン社の6社が中心に出資し、英国放送会社(British Broadcasting Company)が設立された。マルコーニ科学機器社MSICのロンドン2LOや、メトロポリタン・ヴィッカーズ社のマンチェスター2ZYは新会社(英国放送会社)へ移管されることになった。 同年11月14日、まずロンドン2LOが波長361m(周波数831 kHz)で英国放送会社ロンドン局として放送を開始し、翌15日には波長384m(周波数781 kHz)で、マンチェスター2ZYとバーミンガム5ITも英国放送はじめた。年末に12月24日にニューカッスル5NOが波長312m(周波数962 kHz)で開局した。 1923年1月17日、英国放送会社に移管されずにマルコーニ科学機器社MSICに残っていたライトル2MTは、「英国ラジオ放送を再開させる」という大役を終えて閉局した。英国放送会社のラジオ局は、同年2月13日にカーディフ5WA、同年3月6日にグラスゴー5SC、同年10月10日にアバディーン2BD、同年10月17日にボーンマス6BDが続いた。 1926年5月 - ゼネストが発生し、新聞の発行も止まる中、BBCは放送を継続し、双方の模様を伝える形でストを報道(通信社からのニュース配信も止まったため、ここでBBCは初めて自前の記者を雇ってニュースを収集する)。正確な情報を伝えたことで、ニュースメディアとしてのラジオの信頼性が大きく高まった。
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