花石駅とは? わかりやすく解説

花石駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 07:12 UTC 版)

花石駅
はないし
Hanaishi
美利河 (4.4 km)
(6.1 km) 北住吉
所在地 北海道瀬棚郡今金町字花石
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 瀬棚線
キロ程 16.6 km(国縫起点)
電報略号 ハイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1929年昭和4年)12月13日
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月16日
備考 瀬棚線廃線に伴い廃駅
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1976年の花石駅と周囲約750m範囲。下が瀬棚方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

花石駅(はないしえき)は、かつて北海道瀬棚郡今金町字花石に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)瀬棚線廃駅)である。電報略号ハイ事務管理コードは▲141603[1]

歴史

駅名の由来

開業時点での当地の地名は「利別村上利別原野[3]」であったが、「この地方にはメノウが多く産出するので、その美しさを花にたとえて[2]」名付けられたとされる[2][7]

駅構造

廃止時点で、単式ホーム島式ホーム(片面使用)複合型の2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能な交換駅であった。互いのホームは、単式ホーム東側と島式ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡していた。線路南側の駅舎側単式ホームが下り1番線、島式ホーム駅舎側が上り2番線となっていた。また、島式ホームの外側の1線は1983年(昭和58年)時点で側線扱いで残っていた[8]

職員配置駅で、駅舎は構内の南東側(瀬棚方面に向かって左側)に位置し単式ホームに接していた[8][9]。駅舎は古い木造駅舎で白いペンキ塗りの建物で[8]、丹羽駅とほぼ同型の建物であった。ホームはアスファルト舗装されていた[8]

利用状況

  • 1981年度の1日乗降客数は42人[8]

駅周辺

駅跡

2000年(平成12年)時点で駅跡近辺は、道路工事で出た土砂の置き場となっていた[10]。2011年(平成23年)時点では、近辺の築堤以外は何も残っていない[11]

隣の駅

日本国有鉄道
瀬棚線
美利河駅 - 花石駅 - 北住吉駅

脚注

  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、219頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、24頁。ASIN B000J9RBUY 
  3. ^ a b 内閣印刷局, ed (1929-12-05). “鉄道省告示 第254号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (881). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957348/4. 
  4. ^ 内閣印刷局, ed (1930-10-22). “鉄道省告示 第278号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1145). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957612/3. 
  5. ^ 北海道新聞社 編『北海道年鑑 1954年版北海道新聞社、1953年10月15日、198頁。doi:10.11501/2980303https://dl.ndl.go.jp/pid/2980303/1/107 
  6. ^ a b c 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  7. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、25頁。NDLJP:1029473 
  8. ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)64ページより。
  9. ^ 書籍『廃線終着駅を訊ねる 国鉄・JR編』(著:三宅俊彦JTBパブリッシング2010年4月発行)10-11ページより。
  10. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)76-78ページより。
  11. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)75ページより。

関連項目





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