花園町 (豊橋市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/07 13:24 UTC 版)
花園町 | |
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町丁 | |
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花園商店街(2025年2月)
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北緯34度45分54.36秒 東経137度23分14.78秒 / 北緯34.7651000度 東経137.3874389度座標: 北緯34度45分54.36秒 東経137度23分14.78秒 / 北緯34.7651000度 東経137.3874389度 | |
都道府県 | ![]() |
市町村 | ![]() |
人口情報(2020年(令和2年)10月1日現在[WEB 1]) | |
人口 | 119 人 |
世帯数 | 57 世帯 |
面積(2010年(平成22年)10月1日現在[WEB 2]) | |
0.03507914 km² | |
人口密度 | 3392.33 人/km² |
郵便番号 | 440-0895[WEB 3] |
市外局番 | 0532[WEB 4] |
ナンバープレート | 豊橋[WEB 5] |
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地理
豊橋市中央部に位置する[1]。東は魚町、西は萱町、南は広小路二丁目・広小路三丁目、北は新本町に接する[1]。
通学区域
地域 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
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全域 | 豊橋市立松山小学校[WEB 6] | 豊橋市立中部中学校[WEB 6] | 三河学区 |
歴史
地名の由来
人口の変遷
国勢調査による人口および世帯数の推移。
1995年(平成7年)[WEB 7] | 81世帯 249人 |
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2000年(平成12年)[WEB 8] | 84世帯 236人 |
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2005年(平成17年)[WEB 9] | 84世帯 215人 |
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2010年(平成22年)[WEB 10] | 74世帯 174人 |
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2015年(平成27年)[WEB 11] | 67世帯 146人 |
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2020年(令和2年)[WEB 1] | 57世帯 119人 |
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沿革
- 江戸時代 - 吉田城下二十四町のひとつで裏町に垉六町(ほうろくまち)が所在[3]。また、同様に裏町として下り町(くだりまち)が所在[4]。吉田には下町と表記する町が表町と裏町にひとつずつあるため、その区別として裏町の下町に送り仮名をつけたものという[5]。垉六町および下り町の成立は1663年(寛文3年)から1690年(元禄3年)の間という[4][5]。
- 明治初年 - 垉六町が渥美郡豊楽町(ほうらくまち)と改称[6]。また、下り町が渥美郡元浜町(もとはままち)と改称[7]。
- 1878年(明治11年) - 豊楽町と元浜町が合併し、渥美郡豊橋花園町が成立[8]。
- 1889年(明治22年) - 豊橋町の一部となり、豊橋の冠称が外れる[8]。
- 1906年(明治39年) - 豊橋市花園町となる[8]。
- 1958年(昭和33年) - 一部が魚町・新本町・萱町・広小路・駅前大通に編入され、また、新銭町・魚町・清水町・三浦町の各一部を編入する[8]。
- 1963年(昭和38年) - 花園商店街のアーケードが完成[9]。
- 1982年(昭和57年) - 花園商店街のカラー舗装化実施[9]。
- 1995年(平成7年) - 花園商店街のアーケードをドーム型に改修[9]。
施設
- 曹洞宗喜見寺[1]
- 豊橋ビジネスホテル
- 国盛商業
豊橋別院と真宗五か寺
花園町には以下のように寺院が集積している。これらの寺院は元々、方々にあった寺院が鎌倉時代の仁治年間ごろに川毛の地に次々と移転してきたものである[11]。1574年(天正2年)、吉田城主酒井忠次によりそのうち、真言宗3寺を花園に移転させた[11]。また、同時に馬見塚から蓮泉寺、伊奈から仁長寺も移ったことで、寺町が形成された[11]。俗に真宗五か寺と称されるこれらの寺院は、月ごとに吉田御坊の住職を勤める役目があった[12]。
- 吉田御坊の名もある[11]。教如が当地を訪れ、1595年(文禄4年)に創建[11]。当初は誓念寺[13]。1644年(寛永21年)に宣如により、本願寺附属の道場として再建されたことから、豊橋別院としてはこの時点を開山として扱っているという[13]。1871年(明治4年)10月の火災により、1862年(文久2年)新築の山門などの建物を失い、当時の廃仏毀釈の時流によりそのまま廃寺にするよう命じられたものの、「講究所」とすることで免れる[13]。また、1879年(明治12年)に「豊橋別院」として公認されたことで存続が確かなものとなり、再建を果たした[13]。1945年(昭和20年)の豊橋空襲により再び全焼の憂き目を見るが、1948年(昭和23年)から復興事業に着手[13]。1951年(昭和26年)には境内に花園幼稚園を設置した[13]。1985年(昭和60年)には本堂が鉄筋コンクリート造となる[13]。
- 慧日山[14]。真宗大谷派[14]。元々は伊奈村において明応年間に創建されたものが、1574年(天正2年)に吉田下り町(のちの花園町)に移ってきたものである[14]。開山は専光坊順故[14]。本尊は阿弥陀如来立像[14]。
- 浄円寺
出身人物
脚注
WEB
- ^ a b 総務省統計局 (2022年2月10日). “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等” (CSV). 2023年8月2日閲覧。
- ^ “愛知県豊橋市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2023年4月13日閲覧。
- ^ “読み仮名データの促音・拗音を小書きで表記するもの(zip形式) 愛知県” (zip). 日本郵便 (2024年2月29日). 2024年3月26日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧” (PDF). 総務省 (2022年3月1日). 2022年3月22日閲覧。
- ^ “ナンバープレートについて”. 一般社団法人愛知県自動車会議所. 2024年1月21日閲覧。
- ^ a b 豊橋市教育部学校教育課 (2024年4月1日). “校区早見表” (PDF). 豊橋市. 2025年6月26日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
書籍
- ^ a b c d e f g h i 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1793.
- ^ 豊橋百科事典編集委員会 2006, p. 532.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1206.
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 504.
- ^ a b 平凡社地方資料センター 1981, p. 1048.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1205.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1333.
- ^ a b c d 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1085.
- ^ a b c 豊橋百科事典編集委員会 2006, p. 9.
- ^ a b 豊橋百科事典編集委員会 2006, p. 600.
- ^ a b c d e 松山校区総代会・松山校区史編集委員会 2006, p. 42.
- ^ a b 豊橋市教育委員会 1998, p. 192.
- ^ a b c d e f g 豊橋百科事典編集委員会 2006, p. 476.
- ^ a b c d e 豊橋百科事典編集委員会 2006, p. 508.
- ^ 郷土豊橋を築いた先覚者たち編集委員会 1986, p. 250.
参考文献
- 平凡社地方資料センター 編『愛知県の地名』 23巻、平凡社〈日本歴史地名大系〉、1981年11月30日。ISBN 4-582-49023-9。
- 郷土豊橋を築いた先覚者たち編集委員会 編『郷土豊橋を築いた先覚者たち』豊橋市教育委員会、1986年8月。NDLJP:12259162。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。 ISBN 4-04-001230-5。
- 豊橋市教育委員会 編『豊橋の史跡と文化財』(第三版)豊橋市教育委員会、1998年3月31日。全国書誌番号: 99008145。
- 豊橋百科事典編集委員会 編『豊橋百科事典』豊橋市文化市民部文化課、2006年12月1日。
- 松山校区総代会・松山校区史編集委員会 編『校区のあゆみ 松山』(PDF)豊橋市総代会、2006年12月25日 。
関連項目
外部リンク
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広小路二丁目・広小路三丁目 |
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