色名としての茶色とは? わかりやすく解説

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色名としての茶色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 03:52 UTC 版)

茶色」の記事における「色名としての茶色」の解説

茶色一般的に木の枝幹、土、の実、チョコレートの色としても表現される室町時代より煎じ汁が染料として使われはじめ、それにともない茶色の名が生まれる。茶染めの服は江戸時代一般に広まることにより、この名も一般的になる。ただし、当時は「鶯茶」「青茶」など、現代ちがって緑がかった色の名前に使われていた。『日本歴史事典』には、「江戸で抹茶似た色、京坂では煎茶の煮がらしの色をいう」とある。 また、褐色呼ばれる場合もある。上記のように土の色や木の幹の色を表現するが、コーヒーの色や、日焼けした人の皮膚の色のように、「茶色」とは呼ばずに「褐色」と表現するものもある。ただし褐色茶色区別して焦茶色を指す場合もある。また、茶色であることを強調するため茶褐色という言葉もある。褐色の「褐」は、麻や(くず)のような繊維でできた、ごつごつしたみすぼらしい衣服意味する字である。この衣服の土で汚れたような色が「褐色」と呼ばれた現在の中国語では、茶色は「棕色」(zōngsè, シュロ皮の色)と呼ぶのが普通だが、「褐色」ともいう。 派生色の一種にも「褐色」が使われている。黄色がかった褐色黄茶(きちゃ)あるいは黄褐色おうかっしょく)、赤のかった褐色赤茶あかちゃ)あるいは紅褐色(こうかっしょく)という。 なお、日本古来の色に、「褐色と書いて「かちいろ」と読む色があるが、これは紺色一種である。詳しく勝色参照また、実の色であることから、スペイン語では茶色を「Marrón」と呼ぶ。 「茶色」「褐色」「栗色」の英語訳としてbrown充てられる。この語はゲルマン語系であり、語源は熊(bear)に由来するという。

※この「色名としての茶色」の解説は、「茶色」の解説の一部です。
「色名としての茶色」を含む「茶色」の記事については、「茶色」の概要を参照ください。

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