色名称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 07:03 UTC 版)
「X Window Systemプロトコルとアーキテクチャ」の記事における「色名称」の解説
X Window Systemでの色の扱い方はユーザーを混乱させることがあり、歴史的経緯からいくつかの異なるモードをサポートしている。多くのアプリケーションはTrueColor(24ビットで、赤・緑・青がそれぞれ8ビット)を使用するが、古いアプリケーションや特殊なアプリケーションは異なる色モードを要求することがある。特に商用の特殊アプリケーションはPseudoColorを使用する。 X11プロトコルでは、色は32ビットの符号なし整数で表され、これを「ピクセル値」と呼ぶ。原色の強さを指定する場合は、それぞれの色成分を16ビット整数で表す。色の表現には以下のモードがあるが、あるディスプレイ機器でこれらが全てサポートされているとは限らない。 DirectColor: ピクセル値は赤・緑・青のビット列に分割される。それぞれの成分に独立したカラーマップがある。カラーマップ上のエントリは全て変更可能である。TrueColor: DirectColor と同じだが、カラーマップのエントリはハードウェアによって決まっていて、変更できない。通常、赤・緑・青はそれぞれの光の強さを表している。 GrayScale: ピクセル値は単一のカラーマップのインデックスであり、白黒階調を表す。カラーマップのエントリは変更可能である。StaticGray: GrayScale と同じだが、カラーマップのエントリはハードウェアによって決まっていて、変更できない。 PseudoColor: ピクセル値は単一のカラーマップのインデックスであり、カラーマップの各エントリが色を示している。カラーマップのエントリは変更可能である。StaticColor: PseudoColor と同じだが、カラーマップのエントリはハードウェアによって決まっていて、変更できない。
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