艦載機銃として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:15 UTC 版)
「ブローニングM2重機関銃」の記事における「艦載機銃として」の解説
M2は制式化当初より水冷銃身型が艦艇に搭載する対空機銃として用いられた。航空機銃同様、第2次世界大戦とそれ以後は20mm口径の機関砲に代換されていったが、小型艦艇に対する近距離攻撃兵器としては艦載兵装として運用され続け、哨戒艇の主武装としても用いられた。 艦艇に装備されたM2は単装もしくは連装の銃架に搭載して用いられたが、1960年代に開発されたものに小型艦艇用として反動緩和装置付きの銃架に81mm後装式迫撃砲と縦列連装でM2を搭載した"Mk.2 Mod 0/1 mortar/gun mount"があり、ベトナム戦争において主に哨戒艇に搭載されて近距離兵装として用いられた。 M2は現在でもアメリカ海軍の一部艦艇に個艦防衛の最終防衛ラインの一翼を担う兵器として装備されている他、アメリカ沿岸警備隊も使用している。巡視艇などの小型艦艇の装備には遠隔操作式銃座(RWS)のものもある。 イージス巡洋艦 USS レイク・シャンプレイン(CG-57)の舷側に装備された単装銃架に搭載されたM2。(2017年2月2日撮影) 巡洋艦 USS アンツィオ(CG-68)に装備されている艦艇搭載タイプの連装銃架に搭載されたM2。並列連装のため給弾の方向が左右で異なる。(2009年9月15日撮影) アメリカ沿岸警備隊の哨戒艇に搭載されているMk.2 Mod1 mortar/gun mountと上部に架装されたM2 HB アメリカ沿岸警備隊巡視艇 マリンプロテクター型沿岸警備艇の艇首甲板に装備されているRWS。M2 HBが搭載されている。RWSの両脇にはM2の単装銃架が配置されている。(2009年7月2日撮影)
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