艦載消磁装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 00:51 UTC 版)
磁気処理で消磁出来なかった永久磁気と地磁気による誘導磁気を中和するための艦載消磁装置の調整も横須賀消磁所、佐世保磁気測定所、仮屋磁気測定所で行なわれる。敏感な磁気センサーによって測定された船底磁場が最少となるように、艦載消磁装置の消磁コイルに流す電流値が調整される。この作業は消磁装置の調定(キャリブレーション)と呼ばれ、定期的に実施されている。 消磁コイルには方向別に名前が付いている。Lコイルは艦首艦尾方向、Aコイルは横方向、Mコイルは垂直方向、F.G.コイルは垂直方向での艦首と艦尾での差を打ち消す。
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