興雲荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 09:26 UTC 版)
龍嘯雲 かつての李尋歓の友人。李尋歓が身を引いたため、林詩音と結婚する。妻が今でも李尋歓を愛しているのではないかと思い悩むとともに、男として自分より優れた李尋歓に劣等感を持っている。のち、金銭幇の上官金虹とよしみを結び、富貴を極めようとした。 龍小雲 龍嘯雲の息子。李尋歓にとってはかつての恋人の息子にあたる。年齢に似合わぬ武芸を身につけており、性格もすこぶる悪辣で子供らしい可愛げが全くない。ただ、母親に対しては猫をかぶっており、客あしらいも上手い。李尋歓と初めて出会ったとき、そうと知らない彼の攻撃によって二度と武芸を使えない体にされたことと、母親が彼に思いを寄せていることから李尋歓を憎悪している。 林詩音 李尋歓のかつての恋人。いまでは龍嘯雲との間に息子も生まれている。彼女の父親は李尋歓の母親の弟にあたる。 林仙児 林詩音の義理の妹。妖艶な美女であり、何人もの男を篭絡して楽しんでいた。自分の色仕掛けをはねのけた李尋歓を一方的に憎んでいる(ただし完全な逆恨み)。 梅花盗 30年前、江湖を騒がせた盗賊。金と一緒に女性の貞操まで盗んでいく、という強姦魔。正体は不明ながらも、殺した相手の胸に梅の花のような血痕を残すことから、梅花盗と呼ばれている。長らく姿を消していたが、李尋歓が興雲荘にやってきたのと同時期に復活したため、李尋歓が梅花盗ではないかという濡れ衣をきせられた。
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