金銭幇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 09:26 UTC 版)
上官金虹 金銭幇の幇主。「兵器譜」の第二位に位置しており、金銭幇の立ち上げには「兵器譜」の上位者を集めた。そのため、今では金銭幇の力は丐幇 を凌ぐ、とすら言われている。子母龍鳳環 上官金虹の武器で、「兵器譜」の第二位。本来、「環」など間合いの短い武器は扱いが難しく、敬遠される傾向があるが、逆にこれを愛用するものは間違いなく達人ということになる。さらに上官金虹の場合、7年前から「手に環なし、心に環あり」という武芸の絶頂に到達している。 荊無命 上官金虹の腹心。幼少期より、上官金虹によって殺人の道具として作り上げられた。江湖に出てきたのは最近であり、「兵器譜」には記載されていない。異常に速い剣を得意とするが、無情であることから阿飛と対照的に描かれている。ただ、実際には感情を抑えているだけであり、情に深い人物と言える。 上官飛 上官金虹の息子。父と同じく鋼環を武器として愛用している。父が荊無命に付き切りで武芸を仕込んだことから、荊無命が父の隠し子だと思い込み、嫉妬している。 諸葛剛 金銭幇の一員で左足が付け根から無い老人。杖をついて歩くが、その鉄杖は六十三斤もの重量を誇り、「金剛鉄拐」として兵器譜の第八位に位置づけられる。「横掃千軍」の異名を持つ。 高行空 点穴の名手で、判官筆の使い手。他の金銭幇の構成員と同じく黄衫を着ている。兵器譜の三十七位。 燕双飛 金銭幇の一員で隻眼の男。飛槍の使い手で兵器譜の四十六位。
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