自動床均し機(レーザースクリード工法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 07:44 UTC 版)
「フロアエージェント」の記事における「自動床均し機(レーザースクリード工法)」の解説
同社では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、建設需要の増大が予想される中、工事を担う技能者不足や職人の高齢化を考慮し、技能者の減少があっても工事の需要に対応できるよう、いち早くアメリカ・ソメロ社製のコンクリート均し機「ミニスクリードC」を導入。施工の大幅な省力化(約30%)と品質向上を図った。「ミニスクリードC」は、ガソリンエンジンを動力としタイヤ付きの本体に、均し用のブレードを装着したもので、コンクリート表面を均すと同時に、ブレードの振動によりダンピング効果が発揮され、レベルの制御はレーザー水平器と連動し自動で行われる。同機の導入により、同社では床精度向上を目的とした不陸の軽減やレベルの均一化、作業性の向上、ダンピング効果による密実なコンクリートの形成を実現し、特に物流倉庫など重量物の往来の激しい用途において、高い効果を上げられるようになった。アメリカを始め中国、シンガポールなど多くの国々では機械によるコンクリート自動均しが盛んに行われているが、日本ではようやくゼネコンが採用し始めたばかりで、資金力の大きなゼネコンではなく、専門工事会社が新規性の高い機械を購入し、現場に導入するのは異例であった。また、耐久性とともに仕上がりの美観が要求される物流倉庫における施工の最終仕上げでは、トロウェルを回転させる鏝板(機械羽)にもこだわりが見られる。同社では以上の工法を物流倉庫コンクリート床のベーシックな工法として積極的に提案している。
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