LCS工法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 07:44 UTC 版)
同社はEC市場の急速な増大に伴い、倉庫内に自走床ロボットを導入する企業が増え、さらに高い床精度(±3㎜以下且つ平滑な表面)が要求されることを見越して、新たな工法であるLCS工法(ロジスティック コンクリート フィニッシングシステム)+不陸調整法を採用している。前述の自動床均し機による振動ダンピングと自動レベル測定により、均一で安定したコンクリート均しを行い、平面ダンパーによる初期振動を与えた後、ブリーディングが起きた時点でさらに再振動を加え、水ミチや空隙を除去、さらにより重量のある騎乗式機械で円盤掛けを行い、表面加圧を実施。床レベルの均一化のための不陸調整を同時に行える。その後、表面仕上げとして重量の軽い機械を使用するが、同社ではコンビネーションブレードを装着し床仕上げを行う。コンビネーションブレードは羽の心棒がより外側に偏っているため、従来のものに比べ床への負担が軽くブレード跡が出にくい仕上げとなる。数日後、床全体に対し横、縦方向とも1800㎜ピッチにおいて、レベル測定を細かく出し、±3㎜を超えているものは塗り付け補修を行わず極力削り作業だけで行う。同社では、床施工においては、コンクリート仕上から切削工事のレベル調整までをワンステップで行える体制が望ましいとしている。
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