LCR解散と反資本主義新党の結成
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「革命的共産主義者同盟 (フランス)」の記事における「LCR解散と反資本主義新党の結成」の解説
LCRは、「トロツキスト政党」を脱却した社会党と肩を並べうる「反資本主義を結集軸とした大衆的な新政党」結成の意向を示し、2008年1月開催の同盟大会で同盟員の信を問い、「新しい反資本主義の大衆政党建設」の提案を代議員の81.2%の賛成(反対14.8%。保留4%)で採択した。 2008年11月8、9日に、LCRの主導で作られている「反資本主義新党」(NPA、仮称)が第2回全国委員会をもって組織形態、名称などについて議論を行った。同会議では、「反資本主義新党」(NPA)は、現在400以上の地域や産別部門委員会が組織されており、1万人余りが参加、うちLCRは約3500人であると報告された。LCRは、「反資本主義新党」(NPA)の創立総会に先立ち、来年1月29日の解散総会をもって「新党」に移行することを組織決定した。 2009年、1月29日に敢行されたサルコジ政権の経済政策などに反対して250万人以上が参加したゼネスト闘争によって、予定より一週間遅らせて2月5日にLCRは解散総会を開いて、正式に解散。翌6日から結成総会が開催された反資本主義新党(Nouveau parti anticapitaliste, 略称NPA)に完全に移行した。NPAは、旧LCRの他に、社会党やフランス共産党、労働者の闘争などの諸党派から離脱したグループや個人、それまで非党派であった労働運動や市民運動の活動家を糾合した形で結成され、創立総会では9123人の党員で結成されたことが報告された。
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