脱出島でのやらせ疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:39 UTC 版)
「アイ・アム・冒険少年」の記事における「脱出島でのやらせ疑惑」の解説
2022年1月9日掲載の『文春オンライン』が3日に放送された『冒険少年 新春! 超・脱出島SP』でタレントが脱出に使うイカダをスタッフも制作していることや、出演者の1人であるあばれる君がイカダで脱出する際には、スタッフ船で引っ張ったり、スタッフの船に乗ったりしていたなどの過剰な演出があったと紹介した。 TBSテレビでは、上記の報道を受けて、同日夜にスポーツニッポンと日刊スポーツの取材に「イカダは、安全面や環境面を考慮して、専門家の指導の下、出演者とスタッフが一緒に作っております」と回答し、「この日は、海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダを牽引することがありました。また、イカダや出演者に設置した小型カメラのバッテリーを交換するため、イカダの位置が流れでなるべく変わらないよう牽引も行っています。低体温症防止など出演者の安全管理のために、船に上がってもらい、体調のチェックを行いました。お答えしたように、海が荒れていて、潮の流れも速いことから、安全な場所へのイカダの牽引も行いました」と釈明した。 放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会は1月14日に番組を視聴したうえで議論を行い、委員からは「出演回数の多いお笑いタレントを番組内のスターとして育てているのは理解できる。ただ、参加者同士の競争という体をとっておいて、3組のうち2組がリタイヤし、残ったいかだを船でけん引して成功させるというのはやりすぎだ」などとの声もあがった一方で「そういう番組作りだとわかって楽しんでいる視聴者も沢山いると思う。幻滅する人は見なくなるだろう。この番組の扱いに関しては、そうした視聴者の判断に委ねるべきだ」として議論を終えている。 1月22日にあばれる君は自身のインスタグラムを更新し、「お騒がせしております。この度はお騒がせしてすみませんでした。そしてご心配おかけした皆様、本当にすみませんでした」と謝罪し、「これからもサバイバルを楽しむ気持ち、サバイバル技術を学ぶ気持ち、笑いを届けたい気持ちを心から大切にしていきますのでどうか冒険少年をよろしくお願いします」と述べた他、番組公式サイトでも「番組ファンの皆さまにはご心配をおかけしていますが、出演者の方々にはいつも真剣にロケに取り組んでいただいています。100%本気で挑戦するその姿を見て、ドキドキ・ワクワクしていただけたら幸いです」との声明を発表している。
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