脇子八幡宮とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 神社名 > 脇子八幡宮の意味・解説 

脇子八幡宮

読み方:ワキゴハチマングウ(wakigohachimanguu)

別名 八幡様

教団 神社本庁

所在 富山県下新川郡朝日町

祭神 応神天皇 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

脇子八幡宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 08:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
脇子八幡宮
所在地 富山県下新川郡朝日町横尾966
位置 北緯36度57分30秒
東経137度34分18秒
主祭神 応神天皇豊城入彦命事代主神北陸宮
社格 郷社
本殿の様式 神明造
別名 脇子神社
例祭 7月1日
主な神事 神火受の神事
テンプレートを表示

脇子八幡宮(わきこはちまんぐう)は富山県下新川郡朝日町にある神社

歴史

日本紀略』には寛平元年(889年)に脇子神に従五位下を授けるとの記載があり、六国史以外に記載が見られる式外社に該当する。

治承年中、源平合戦が始まると、木曾義仲以仁王の第一王子・北陸宮越中国宮崎に迎え、社殿近くに御所を造り、元服を加え、平家打倒の戦勝祈願を行った[1]。八幡宮には、この時、義仲が献進したとされる太刀が米正作の扇額4面・鏡1面とともに保管されている。

天正年間(1573年-1592年)、現在地に社家を移築し、泊地区の氏神となった。城山頂上はかつての宮崎城の城址であり、横尾の里宮に対して、ここには現在奥宮が存在する。

近代社格制度のもとで神社名を脇子八幡宮として明治4年(1871年)に郷社に列格した。昭和20年(1945年)に県社昇格の内定を受けていたが終戦となり、現在に至っている。

祭神

祭神名は「応神天皇」、「豊城入彦命」、「事代主神」、「北陸宮」としている。

創建

大宝2年(702年)、高向氏(高向大足)により、越中国越後国の国境鎮護の神として脇子山に鎮祭されたと伝わる。

神階

従五位下(寛平元年(889年)8月22日)

神紋

ささりんどう

建造物

  • 本殿 - 神明造
  • 拝殿
  • 神明社
  • 奥宮 - 城山頂上

主な行事

  • 1月1日 - 神火受の神事、神前の浄火を受けた参拝者は、それを家に持ち帰る。
  • 7月1日 - 例祭

交通

脚注

  1. ^ 現地「御由緒」より。また奥宮のある宮崎城跡に設置された石碑には「北陸宮が御神前で元服され、源義仲が武運長久の祈願をしたのはこの所」と記されており、御由緒が記す「社殿近く」とはこの奥宮の近くを指すと考えられる。さらに脇子八幡宮の宮司だった九里愛雄は「北陸宮御所阯」で「宮崎城が築かれたとき、御所を本丸にあてた」としており、今日、本丸跡とされている場所を御所跡としている。これに対し、富山県埋蔵文化財センター所長などを務めた竹内俊一は「北陸宮御所の推定地」(『両越国境朝日町の山城 今よみがえる歴史の里』朝日町中央公民館、1998年)で宮崎城跡とする説を否定した上で、立地条件などから朝日町笹川地区の「辻の内」地内を「第一の候補地にあげるより他にないだろうと思われる」としている。これとは別に富山県黒部市にある宮崎文庫記念館・尊史庵では同記念館所在地を「北陸の宮を天皇推挙時まで秘護し奉った仮宮跡と伝承される」としており、いささか諸説紛々とした様相を呈している。

関連項目

参考文献

  • 全国神社名鑑刊行会史学センター『全国神社名鑑 上巻』全国神社名鑑刊行会史学センター 平成2年(1990年)


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「脇子八幡宮」の関連用語

脇子八幡宮のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



脇子八幡宮のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの脇子八幡宮 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS