肉料理・乳製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/26 09:31 UTC 版)
伝統的な肉類には子羊があるが、豚肉はカタルーニャのあらゆる地域で使用される。山岳地帯では仔馬、ニワトリ、アヒル、ガチョウ、ウサギ、七面鳥、ホロホロ鳥などが見られ、ジビエ(野生の鳥獣)としてイノシシ、ヤギ、ウサギ、ウズラ、ハト、ツグミなども食される。牛、羊、鶏、七面鳥、ウサギ、豚などが一般的な肉類であるとされ、煮込むことの多い牛肉の食べ方にはフランス料理の影響も見られる。カタルーニャの伝統的な煮込み料理として、肉、豆、ジャガイモ、キャベツなどを煮込んだアスクデーリャ(Escudellla)がある。 ソーセージの種類は豊富であり、焼いたソーセージに白インゲンマメを添えて、アイオリソースで食べるのがカタルーニャ風である。バレアレス諸島のソーセージとしてソブラサーダ(スペイン語版)があり、ビック周辺では細めのサラミであるフエット(スペイン語版)が作られている。 ハムとチーズはカタルーニャ料理の定番の食材であり、チーズの主要生産地はサルダーニャ郡のラ・セウ・ドゥルジェイである。伝統的なチーズは姿を消しつつあるものの、今日でもオリーブオイルに浸したヤギのチーズなどを見つけることができる。チーズにはヤギの乳から生産されるサラット(serrat)、トゥピ(tupí)などがある。アヒルを飼育してフォアグラや鴨ハムが生産される。ピレネー山麓ではチーズを生産するためのウシやヤギが飼育されており、ソーセージを生産するためのブタも飼育されている。
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