聖書に於けるエドム人とは? わかりやすく解説

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聖書に於けるエドム人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 03:31 UTC 版)

エドム人」の記事における「聖書に於けるエドム人」の解説

聖書ではエドム人イスラエル兄弟民族であり、ヤコブの兄エサウの子孫とされ、一度食事家督逸した『創世記』252934節)。モアブの南に拠点張り、後にダビデ王の代になってイスラエル朝貢しその属国になった記されているが(『サムエル記(下)』8章14節・『歴代誌(上)』18章13節)、その後ユダの王がヨラム時に独立し(『列王記(下)』第8章2022節)、この後列王記(下)』では領土ユダ取った取られたりを何度繰り返している(14章16章など)。 エドム人たちが信仰していた偶像神は『歴代誌(下)』第2514節に登場するが、モアブ人のケモシュやアンモン人モロク違い名前が書かれていない。『ユダヤ古代誌』第XV9章によるとエドム人たちが後述ユダヤ同化される前に信仰されていた神は「コーゼ」といい、学者によってはこのコーゼをヘレニズム期からローマ時代アポロン同一視され北方アラブ信仰があった「コザー」と同じものとしている。 預言書ではしばしヤハウェ怒り対象として挙げられている(『アモス書』など)他、エドムの地から仇討のため孤独に戦い赤く染まったものが来るという預言もある(『イザヤ書63章、オバデア書)。 聖書ではこれ以後エドムがどうなっていたのか未説明だが、別の記録ではマカバイ戦争ユダの王になったハスモン朝ヨハネ・ヒルカノス1世時代エドム征服された際、ヒルカノスの政策イドマヤ人はユダヤ人同化され、割礼律法順守引き換え住み続けることを認められたため大半ユダヤ教徒になり、それから200年ほど後のフラウィウス・ヨセフスの『ユダヤ古代誌』第XIII9章1節では「この時以来彼ら(イドマヤ人)はユダヤ人たることを変えていない」としている。

※この「聖書に於けるエドム人」の解説は、「エドム人」の解説の一部です。
「聖書に於けるエドム人」を含む「エドム人」の記事については、「エドム人」の概要を参照ください。

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