聖台ダムとは? わかりやすく解説

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聖台ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 03:51 UTC 版)

聖台ダム
所在地 北海道上川郡美瑛町字中宇莫別
位置
河川 石狩川水系宇莫別川
ダム湖 聖台貯水池(ダム湖百選
ダム諸元
ダム型式 アースダム
堤高 29.7 m
堤頂長 485.4 m
堤体積 318,000 m3
湛水面積 51 ha
総貯水容量 3,767,000 m3
有効貯水容量 3,215,000 m3
利用目的 灌漑
事業主体 北海道
着手年 / 竣工年 1932年1937年
出典 [1]
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聖台ダム(せいだいダム)は、北海道上川郡美瑛町字中宇莫別、一級河川石狩川水系宇莫別川に建設された灌漑用のアースダムである。

2008年(平成20年)に土木学会から土木学会選奨土木遺産に指定されている。

概要

1889年(明治22年)15,000haが皇室御料地として編入、当所は上川離宮計画もあったが。開拓が進むにつれ払い下げられた。 1932年(昭和7年)にダム本体の建設に着手。労働力には旭川刑務支所の受刑者のべ43000人が動員され、1937年(昭和12年)に完成した[2]

正式には「中心コア型ゾーンタイプアースフィルダム」と呼び。このダムの工事は当時日本で最大級の工事であり、基礎工事など世界的に注目された。 [3]

聖台ダム公園

聖台貯水池(2022年5月)

ダムによって出現した人造湖聖台ダム公園(聖台貯水池)として2005年(平成17年)財団法人ダム水源地環境整備センターの選定でダム湖百選に選ばれている[4]

春には、初夏にはラベンダー、秋には紅葉、冬にはクロスカントリースキースノーモービル等の古くから地域の憩いの場として行楽客を集めている。

周辺はふらののラベンダーとして環境庁よりかおり風景100選[5]に選定されている。

脚注

  1. ^ 着工年については「『聖恩に報いて』―聖台貯水池―」、その他については「ダム便覧」による。画像は国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1977年度撮影)
  2. ^ 重松一義『日本刑罰史年表 増補改訂版』柏書房、2007年、246頁。ISBN 9784760131655 
  3. ^ 農業土木遺産を訪ねて 聖台ダム 旭川土地改良区
  4. ^ 聖台ダム公園
  5. ^ ふらののラベンダー

参考文献

関連項目

外部リンク




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