ろうじんりょく〔ラウジンリヨク〕【老人力】
老人力
老人力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 20:15 UTC 版)
老人力(ろうじんりょく)は、赤瀬川原平が1997年に提唱した概念。これは「物忘れが激しくなった」など老化による衰えというマイナス思考を「老人力がついてきた」というプラス思考へ転換する逆転の発想であり[1][2]、赤瀬川自身は
- ^ 東海林さだお・赤瀬川原平「老人力講座 〜 爆笑対談「男の分別学」拡大篇」『オール讀物』1998年2月号、文藝春秋、 216頁。
- ^ a b 高橋源一郎「退屈な読書 〜 老人力元年か、晩年学元年か」『週刊朝日』1999年1月22日号、朝日新聞出版、 122頁。
- ^ a b c 赤瀬川原平「老人力のあけぼの 〜 おっしゃることはわかります」『ちくま』1997年6月号、筑摩書房。
- ^ a b 稲垣正浩「文学に見るスポーツ」『月刊体育施設』1999年5月号、体育施設出版、 30-32頁。
- ^ a b 「自力(石原)、他力(五木)、老人力(赤瀬川) あなたはどれで生きる?」『サンデー毎日』1999年8月1日号、毎日新聞社、 146-148頁。
- ^ a b c 「特集 いま話題の「老人力」の正体」『ばんぶう』1999年3月号、日本医療企画、 114頁。
- ^ a b c d e 赤瀬川原平「老人力のあけぼの 〜 老人力という言葉の乱れ」『ちくま』1999年3月号、筑摩書房。
- ^ a b 赤瀬川原平「老人力のあけぼの 〜 眠る力を探る」『ちくま』1998年5月号、筑摩書房。
- ^ 赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊「〔爆笑座談会〕三賢人「ボケ」に挑戦す! 日本の「老人力」を世界に輸出せよ」『現代』1997年2月号、講談社、 260頁。
- ^ 赤瀬川原平「宵越しの情報はもたない」『広告批評』1998年1月号、マドラ出版。
- ^ a b 赤瀬川原平「あとがき」 『老人力』筑摩書房、1998年。ISBN 978-4480816061。
- ^ “流行語大賞 ハマの大魔人、だっちゅーの”. 朝日新聞: p. 34. (1998年12月2日)
- ^ 赤瀬川原平「老人力のあけぼの 〜 田舎の力を分析すると」『ちくま』1999年1月号、筑摩書房。
- ^ 赤瀬川原平「あとがき」 『老人力 全一冊』筑摩書房、2001年。ISBN 978-4480036711。
- ^ 嵐山光三郎 (1998年9月20日). “マイナス条件をすべて逆手に”. 読売新聞: p. 10
- ^ 高橋源一郎「退屈な読書 〜 老人の主張」『週刊朝日』1998年11月13日号、朝日新聞出版、 124頁。
- ^ 「赤瀬川原平さんに一言いいたい」『ばんぶう』1999年3月号、日本医療企画、 116頁。
老人力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 00:51 UTC 版)
1998年の『老人力』では、高齢化社会が進む中で「老人力」という老人や老いへの新しい視点を提供。「老人力」とは「忘れる力」であり、「耄碌した」「ボケた」と言わず「老人力がついてきた」と表現し、古いものを「中古美品」として大切にする考え方を示した。著作『老人力』は筑摩書房はじまって以来最高のベストセラーとなり、同年末の流行語大賞では最終10候補入りした。なお「老人力」という言葉はもともと、藤森照信が還暦を過ぎた赤瀬川に対して使った言葉であった。 また「老人力」以外にも、人間の弱さを味わいと考え、「貧乏性」研究から『超貧乏ものがたり』を書き、優柔不断についても『優柔不断術』を書いている。
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