老人と宇宙シリーズ
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「ジョン・スコルジー」の記事における「老人と宇宙シリーズ」の解説
初めて出版された小説は、地球に住む75歳の老人が、宇宙にある人類コロニー防衛のため軍に入隊するSF小説『老人と宇宙』である。スコルジーが本の末尾の謝辞で述べているように、『老人と宇宙』はロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』へのオマージュである。初出は自身のブログであり、後に書籍化された。2002年12月連載が開始され、その結果 Tor Books社のベテラン編集者パトリック・ニールセン・ヘイデンよりオファーを受ける。2005年1月ハードカバー版が発売され、2006年3月ヒューゴー賞 長編小説部門にノミネートされる。 『老人と宇宙』はNetflixで映画化が企画されている。 続いて刊行された長編 Agent to the Stars は、実際には『老人と宇宙』より先に書かれていた作品で、1999年Web上で「シェアウェア小説」として公開されていた。2005年7月限定ハードカバー版が発売され、表紙には人気ウェブコミック Penny Arcade のアーティスト Mike Krahulik が担当した。 2006年2月『老人と宇宙』の続編『遠すぎた星』が刊行される。続いて同年10月シリーズの第1作となる The Android's Dream が刊行。 2006年8月ジョン・W・キャンベル新人賞を受賞。 2007年2月『老人と宇宙』シリーズに属する中編 "The Sagan Diary がハードカバーで刊行される。そして同年4月シリーズ第三長編『最後の星戦』が刊行される。『最後の星戦』は2008年ローカス賞 SF長篇部門、そして再びヒューゴー賞 長編小説部門にもノミネートされる。 シリーズ第四長編『ゾーイの物語』は、『最後の星戦』で語られた出来事を、別の人物の視点で描いた作品になると2007年9月にアナウンスされ、続いて本の表紙がブログで公開された。2008年8月刊行され、2009年3月また再びヒューゴー賞にノミネートされる。 2010年『最後の星戦』が星雲賞海外長篇部門受賞。 2012年7月『老人と宇宙』シリーズの新作として短編集『The Human Division』を2013年春遅くから初夏に出版し、それに先立って2012年12月から2013年2月まで毎週1編ずつ電子書籍としてリリースすることを発表。 2012年12月『The Human Division』の電子書籍としてのリリースは2013年1月15日から4月9日までであることを発表。
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