編曲・ギター収録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 06:12 UTC 版)
「GARNET CROW」の記事における「編曲・ギター収録」の解説
古井による編曲は、コンピュータとシンセサイザーを使用した打ち込みを基本とし、専用の部屋で行われている。具体的内容については古井自身がインタビューで簡潔に説明しており、自分の作業は簡単なメロディーにドラム・ベースなどの音を加え、イントロや間奏の長さを決定し、楽曲としてまとめあげることであると答えている。 2008年のインタビューによると、楽曲の方向性は、中村のラフアレンジによる楽器の音やフレーズによって練られている。古井はそこからボーカルのデータだけを活かして、楽器の音を新規にフレーズ化して再構築する。当時の機材は、Power Mac G5にインストールされたPro ToolsとLogic Pro 8であり、鍵盤としてMOTIF XSを挙げている。主にソフト音源を使用し、ピアノはNative Instruments AKOUSTIK PIANO、オルガンは同社のB4、ドラムはFXpansion BFD、バスドラムはLinplugのRMIVというように、パーツごとに使い分ける。 アレンジの段階で打ち込みパートを作り終え、ギターなど手弾きする楽器だけをスタジオで録音し、音を差し替える。ギターの収録は、古井と岡本で話し合いながら具体的に旋律を決定していく形で行われていく。起承転結を重視し、楽曲中の二胡の音と競い合ったり、オルガンとハーモニーを形成したり、ガラスのボトルネックを使用するなどの試みも行われている。鍵盤楽器のレコーディングは、古井はオルガンやシンセ系、AZUKI七がピアノと、それぞれ担当を振り分けている。
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