編制と戦歴とは? わかりやすく解説

編制と戦歴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 19:05 UTC 版)

国民擲弾兵」の記事における「編制と戦歴」の解説

度重なる激戦によりドイツ人的資源枯渇しつつあり、全戦線崩壊危機にある中で、早急な戦力立て直し求められた。このため編制単位あたりの兵力戦闘力劣っても、師団として編成完了している部隊求められるようになったドイツ軍攻勢より防衛重視するようになっていたこともあり、経験豊富将兵により構成された、練度高く重装備充実した少数精鋭部隊よりも、装備経験劣っていても、少なくとも編制上は一個部隊として完結充足している多数部隊が必要とされた。 そこで、通常の歩兵師団では9個大隊構成されるものを、国民擲弾兵師団では6個大隊編成行った。6個のうち1個大隊機動予備となっていたが、自動車化不可能とされ自転車済まされていた。 装備は、重火器供給不足陣地内での戦闘能力重視とが相まって突撃銃短機関銃といった自動火器重視し近接火器による短射程火力増加図った支援兵器に関して迫撃砲程度のものが主体とされ、装甲兵器や重砲といった重装備保有することは度外視されていた。 国民擲弾兵師団バルジの戦いジークフリート線東部戦線における防衛戦闘などヨーロッパ戦線最終局面投入された。多く師団基本的な戦闘訓練不十分なまま実戦参加したが、かつての正規歩兵師団編制母体となった師団など、戦闘経験長けた指揮官層に恵まれた一部部隊は、その編成上の弱点をよく克服して戦略的に不利な状況粘り強く任務果たした師団記章インシグニア) 第47国民擲弾兵師団183国民擲弾兵師団 第272国民擲弾兵師団276国民擲弾兵師団

※この「編制と戦歴」の解説は、「国民擲弾兵」の解説の一部です。
「編制と戦歴」を含む「国民擲弾兵」の記事については、「国民擲弾兵」の概要を参照ください。

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