線量計とスケーラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 05:36 UTC 版)
「サーベイメータ」の記事における「線量計とスケーラー」の解説
サーベイメーターは、線量計またはスケーラーにすることができる。 放射線防護の分野では、検出された事象の割合を読み取る装置を通常、線量計と呼んでいるが、これは1936年にN.S.Gingrichらによって初めて開発さた。これにより、放射線量をリアルタイムでダイナミックに表示することができ、この原理は保健物理学や放射線サーベイメーターとして広く利用されている。 一定期間に検出されたイベントを合計する機器は、スケーラー(scaler)と呼ばれる。この俗称は、自動計数の黎明期に、高速のカウントレートを機械式計数器が記録できる速度にまで分周するために、スケーリング回路が必要だったことに由来する。この技術は、キャベンディッシュ研究所のC. E. Wynn-Williamsによって開発され、1932年に初めて発表された。当初のカウンターは、「エクレス・ジョーダン・デバイダー」という回路を使用していて、現在はフリップ・フロップとして知られている。これは、1950年代にデカトロン管が登場して始まった電子式インジケーターの時代以前のことである。
※この「線量計とスケーラー」の解説は、「サーベイメータ」の解説の一部です。
「線量計とスケーラー」を含む「サーベイメータ」の記事については、「サーベイメータ」の概要を参照ください。
- 線量計とスケーラーのページへのリンク