結婚、ブリアンツァへの移住
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 17:02 UTC 版)
「ジョヴァンニ・セガンティーニ」の記事における「結婚、ブリアンツァへの移住」の解説
ブレラ美術学校を退学になったセガンティーニは、友人達の援助を受けてミラノにアトリエを借り、そこで創作活動を行った。しかしミラノでの生活に満足できず、アルプスの山々に憧憬をおぼえて、スイス国境に近い1881年にブリアンツァ地方のコモ湖畔の村へ移住した。またその前年の12月、セガンティーニは、ミラノでも何度か絵のモデルとなっていたルイジア・ブガッティ(デザイナーのカルロ・ブガッティ(en)の従姉妹)と結婚した。 セガンティーニ夫婦はブリアンツァにある村、プジアーノに住まいを構えた。そこでアルプスの自然をもとにした作品を創作し、『十字架の接吻』『横木につながれた牛』『湖を渡るアヴェ・マリア(3作)』『花野に眠る少女』などさまざまな作品を残した。特に、アムステルダム万国博覧会で金賞を獲得した『湖を渡るアヴェ・マリア』は、19世紀の絵画史上で重要な位置を占める作品であるとされる。また、1888年のグラスゴー国際博覧会(en)にも多くの作品を出品し、イギリスでも名を知られるようになった。
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