紀元二千六百年祝典記念章
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紀元二千六百年祝典記念章(男性用) 箱 表面 裏面 1940年8月15日付で平賀譲へ授与された紀元二千六百年祝典記念章の証(東京大学柏図書館所蔵) 紀元二千六百年を記念して制定された。次に制定された支那事変記念章が発行・授与されることなく廃止されたため、事実上最後の記念章となる。原型製作は畑正吉。章の表面の瑞雲中に見える宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)と宮城および二重橋は「万邦無比の国体・御歴代の御遺烈・肇国の悠遠・大御稜威」などを、綬の配色は八紘一宇を表現したものとされる。章の製造は造幣局が行い、組立てや仕上げは民間業者に委託された。総製作数は約20万2千個で、うち女性用は1,600個余であった。 制定法令 - 紀元二千六百年祝典記念章令(昭和15年7月26日勅令第488号) 授与対象 - 1940年(昭和15年)の紀元節または紀元二千六百年式典に招かれた者、および式典の事務並びに要務に関与した者 意匠章 - 直径3cmの円形・アルミニウム青銅、環取付部は章と共作りで勾玉をかたどる。表面 - 中央に賢所・皇霊殿・神殿および宮城の上部に菊紋を掲げた図 裏面 - 中央に縦書きで「紀元二千六百年祝典記念章」、下縁に「昭和十五年」と記す 環 - 円形・アルミニウム青銅 綬 - 幅3.6cm・配色は空色地に紅色線を8本通す
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